【比較】iPad(2018)とiPad Pro 9.7(2016)を比較【絵を描くならiPad Proの方がいい?】

タブレット

第6世代 iPad(2018)が登場し、Apple Pencilを使えるようになりました。

以前販売された同じ画面サイズ帯のiPad Pro 9.7インチ(2016)を比較しているサイトが余りなかったので、個人的意見を交えて比較していきたいと思います。

スペック比較

機能比較 iPad Pro 9.7インチ – Wi-Fi(2016) iPad – Wi-Fi 第6世代(2018)
液晶
  • 9.7インチ
  • 耐指紋性撥油コーティング
  • 反射防止コーティング
  • フルラミネーションディスプレイ
  • 広色域ディスプレイ(P3)
  • True Toneディスプレイ
  • 9.7インチ
  • 耐指紋性撥油コーティング
 解像度 2,048 x 1,536ピクセル
 プロセッサ
  • A9X
  • Single-core:約3000
  • Multi-core:約5000
  • Graphics:約15700

※Geekbench Browser参照

  • A10
  • Single-core:約3400
  • Multi-Core:約5700
  • Graphics:約12700

※Geekbench Browser参照

 メモリ LPDDR4 2GB
 リアカメラ
  • 1200万画素
  • ƒ/2.2のレンズ
  • Focus Pixels AF
  • デュアルTrue Toneフラッシュ
  • 4K動画撮影
  • 720p(240fps)スローモーション
  • Live Photos撮影
  • 800万画素
  • ƒ/2.4のレンズ
フロントカメラ 500万画素
Retina Flash
120万画素
Wi-Fi Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)

デュアルバンド(2.4GHz/5GHz)

MIMO対応HT80

Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)

デュアルバンド(2.4GHz/5GHz)

MIMO対応HT80

Bluetooth 4.2 4.2
スピーカー 4スピーカー 2スピーカー
Apple Pencil 対応 対応
Logitech Crayon 非対応(らしい) 対応
Smart Connector 対応 非対応
サイズ
  • 高さ : 240 mm
  • 幅 : 169.5 mm
  • 奥行 : 6.1 mm
  • 重量 : 437 g
  • 高さ:240 mm
  • 幅:169.5 mm
  • 厚さ:7.5 mm
  • 重量:469 g
価格 Wi-Fi 32GB – [整備済製品]

¥50,800 (税別)~

Wi-Fi 32GB

¥37,800 (税別)~

※優れている方を太字にしております。

絵を描く用途ならiPad Proを買おう

プロセッサに関して言えば、新型iPadの方が、いわゆる処理能力というものでは上ですが、グラフィック性能ではiPad Pro(2016)の方が未だ上です。絵を描く程度ではグラフィック性能の影響を受ける事は殆どないでしょうが、いわゆる3Dを多様するアプリや、ゲームなどをする上ではグラフィック性能が良い、iPad Proを選ぶほうが良いでしょう。

iPad(2018)はApple Pencilに対応しました。安価でタブレットで絵を描けるようになったのは素晴らしいと思います。

しかし、絵を継続的に描いていくのなら小さいストレスが致命的になる可能性もあるかもしれません。その点を踏まえて、私はこの2つを比較するならiPad Pro(2016)の使用をおすすめします。

その理由としては、iPad Proは全てフルラミネーションディスプレイを採用しています。Apple Pencilを使い、絵を描く場合は必ず、このフルラミネーションディスプレイを採用している物を使用すべきだと私は思います。

まず、このフルラミネーションディスプレイは何かと言う事から説明していきます。まずiPadの画面の部分は実は三枚のガラスで出来ています。カバーガラス、タッチセンサー用ガラス基盤、液晶用ガラス基盤。そしてその間にガラス同時を繋ぐ、接着剤なども入っています。つまり、ガラスを数枚挟んだ後に液晶がある訳ですが、これが絵を描く上でどういう不都合があるかと言いますと、ガラスの厚み分Apple Pencilと実際に描く線に差が出てきてしまうのです。この差が出てきてしまうとどういう弊害があるかというと、自分の思ってるペン先と実際に線が描かれるペン先が違ってくる訳です。

そしてフルラミネーションディスプレイはというと。これら(カバーガラス、タッチセンサー用ガラス基盤、液晶用ガラス基盤)を全てを一つのガラスにして、画面との差を限りなく小さくしているのです。つまりペン先との認識の差が限りなく小さくなるわけです。

細かい作業を行う、絵を描くという作業にはそういう小さい認識の差が大きいものになってくるのではないでしょうか。以上の点から私は絵を描くならフルラミネーションディスプレイを採用しているモノを使用する事をおすすめします。

iPad Pro(2016)を選ぶ他のメリット

iPad(2018)とiPad Pro 9.7インチ(2016)を比べて、他にメリットを上げるとするならば、まず一つは軽い事です。

実は今出ているiPadの中で、このiPad Pro 9.7インチ(2016)がAppleの出している同じ画面サイズのタブレット内で一番軽いのです(意外と知られてないですが)。

それと、スピーカーが4スピーカーになっている事です。動画とかを見る方には結構違ってくるのではないでしょうか。

余談ですが、iPad ProにはTrue Toneディスプレイという機能(簡単に言うと、周りの環境によって画面の色味や明るさを調整する機能)があるのですが、これを使うと画面が黄色く見えるので個人的にはメリットに思えないです。

最後に

もう新品は買えませんが、新古品が整備済み品という名称で公式のApple Storeで販売しています。現時点で¥13,000程価格が違うので、もろもろのメリットを納得出来るなら買ってみてはいかがでしょうか。

逆に絵を描く予定がない方はiPad Pro 9.7インチ(2016)を買うメリットは上記の細かいメリットを除いてほぼないので素直に新型iPad(2018)を買いましょう。

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